蚯蚓の戯言

アクセスカウンタ

zoom RSS 国民の生命と健康を守る

<<   作成日時 : 2016/02/16 21:38   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 1

 「先ずは国民の生命と健康を守らなければなりません!」とはTVの国会中継等でよく耳にするカッコイイ言葉です。然し去年の暮から今年にかけてこの言葉を疑うような事件が立て続けに起きました。
即ち 軽井沢スキーバス転落事故、化血研の血液製剤不正製造、廃棄食品の横流し等の事件です。これ程までに事件が起きると、残念ながらこれらは氷山の一角に過ぎないのではという疑心さえ湧いてくるのです。
そしてこのカッコイイ言葉を実践するために、政府をはじめとする監督官公庁はいったい何をしているのかと問い質したくなります。

【軽井沢スキーバス転落事故】
 今年1月15日の真夜中に起きたこの事故は乗員、乗客41人の中 死者15名と生存者26名全員が負傷という大惨事になりました。
 この事故が起こった遠因は、国が行った都市間ツアーバスの規制緩和によってバス業界に過当競争が起こり、安全対策が疎かになったところにあるようです。
具体的には 関越自動車道高速バス居眠り運転事故・・・群馬県で都市間ツアーバスが防音壁に衝突し、死者 7名、負傷者39名を出した・・・が発生しました。
総務省は国土交通省に指導を徹底するよう勧告し、バス業界も運行距離が夜間450km以上の場合には予備の運転手を手配して 2人乗務とする等を決めました。

 規制緩和をすればどんな結果が予想されるかは充分考慮して行われるべきでしょう。ただ単に法律や規則を改善するだけでは何にもなりません。
今回の軽井沢スキーバス転落事故は、規制緩和による過当競争で運転手が払底し 2 種運転手の資格があるというだけの、言ってみればペーパードライバーに似たような技量の運転手を採用していたことに主因があるように思うのです。
監督官公庁は如何なる点を監視していたのでしょうか?


【化血研の血液製剤不正製造事件】
 この事件は幸いにも実害はなかったようです。、広い意味での輸血を必要とする方々にとっては不正な方法で製造された血液製剤が何のお咎めもなく横行しているなどとはまったく恐ろしくも許し難いことです。
 本件に関しては国内の血液製剤メーカーの出資する “日本血液製剤協会” という旧厚生省OBの受け皿があるのが問題だと指摘されています。そんなことでもなければ40年もの長い間、不正を隠し通すなどという組織ぐるみの隠蔽工作が可能になるわけがありません。
所管の厚生省はいったい何を監督していたのでしょうか?


【廃棄食品の横流し事件】
 食品産業界では賞味期限が迫った製品、材料や製品に異物が混入した疑いのある製品等は殆どロット単位で廃棄処分にします。廃棄食品は産業廃棄物処理業者に委託して処理されます。産業廃棄物処理業者は廃棄した記録を廃棄処分依頼者に報告し、依頼者は廃棄処分されたことを確認するのが当然でしょう。

 廃棄物処理業者がこれを廃棄しないで食品販売業者に横流ししたのです。こうすれば処理業者は廃棄作業に必要な費用が要らなくなり、横流しして受け取る代金が得られるという二重の利を手にしていたのです。
消費者はそんなこととはつゆ知らず「安い!」という理由で購入し、消費してしまったのです。幸にも食害は生じませんでした。
 廃棄すべき食品を横流ししていた処理業者はこんなことを5年も前から続けていたのです。驚きです。呆れ果てました。


 この一連の不祥事を見ると、
                   「先ずは国民の生命と健康を守らなければなりません!」
                                                        と言っている言葉が空々しく聞こえるのです。



 勿論、規則違反、取り決め違反をしていた関係業者や協会が悪いのは言うまでもありませんが、大岡越前のお芝居のように、これらの悪者をお白砂に座らせて高い目線でお裁きをしようとする監督官庁もこの上なく 「けしからん!」と言いたいのです。
マスコミも 長いものには巻かれろ という態度ではなく、事件の根底にあるものを慧眼をもって突き止めてこそ その存在意義が有るというものでしょう。
                               
 

月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
廃棄食品の横流し事件とか車の横転とか今の世の中怖い事ばかりが続きます。しばらくじっとしていようと思います。それにしても中国へいけたのは何よりでしたね。今国内どこへいっても外国語ばかりが、行きかってますね。日本はどうなるのか心配です。 Т
ユーリー
2016/02/23 14:51

コメントする help

ニックネーム
本 文
国民の生命と健康を守る 蚯蚓の戯言/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる